アジアビッグデータカンパニーであるVponは、政府系の投資機関であるクールジャパン機構をはじめ、グローバルにEC事業を手掛けるBEENOS株式会社、香港の旅行関連の投資会社Triplabsが資本参加(総額約42億円(4,000万米ドル)相当※)となるシリーズCラウンドを実施いたしました。
Vponは今回のラウンドにより、世界トップレベルのAI人材の採用や研究開発を含めたデータ事業のさらなる拡大、そしてアジアを代表する世界標準のデータ企業を目指します。
・株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)
今回の主要投資ファンドであるクールジャパン機構は、日本の魅力ある商品・サービスの海外需要開拓に関連する支援・促進を目指し、2013年11月に法律に基づき設立されました。「日本の魅力」を事業化し、海外需要の獲得につなげるため、「メディア・コンテンツ」「食・サービス」「ファッション・ライフスタイル」「インバウンド」をはじめとする様々な分野でリスクマネーの供給を行っており、出資金は1,013億円となっています。
・BEENOS株式会社
日本で設立されたクロスボーダーECプラットフォームのリーディングカンパニーであるBEENOS株式会社は、越境ECサポートサービスの「Buyee(バイイー)」や「転送コム」を運営するtenso株式会社など複数のEコマース企業をグループ会社として抱える一方、世界10カ国以上、80社以上のインターネット関連企業に投資をしており現在、総額48億円の投資資本となっています。
・Triplabs
香港の上場企業2社(WWPKGおよびCTEH)が共同出資する旅行関連の投資会社であるTriplabsは、観光に関する専門的知見をもとに積極的な投資を行っています。
創業者兼CEOのVictor Wuのコメント
コロナ渦において世界中が危機的状況にある中で、日本と韓国の政府系ファンド、また日本と香港の上場企業より、ビッグデータへの投資を得ることができ大変嬉しく思います。これは、台北、東京、大阪、上海、香港、シンガポール、タイの7拠点を含めたVponの過去数年間の取り組みの成果と感じています。Vpon独自のAIビッグデータ分析と広告テクノロジーは各国地域の企業や観光組織から評価を頂き、主な顧客として日本政府観光局、大阪観光局、JR東日本、JR西日本、シティバンク、香港ブロードバンドネットワークなどがあげられます。
今回の資本参加により、Vponはアジアにおけるデータビジネスのさらなる拡充とこれまでの台湾、香港、中国などの中華圏市場の強化に加え、日本、韓国、東南アジア地域においても一層の市場拡大を推進します。さらにグローバルスタンダードなデータ企業を目指すため、世界トップレベルのAIビッグデータ人材の採用や研究開発の資金としても活用して参ります。
※既存株主からの譲受を含む