【オンライン特別対談】クールジャパンDXサミット2024 新規参入求む!日本全体で創るクールジャパン50兆円市場 〜稼ぎ頭インバウンドは高付加価値化で富裕層を魅了する〜 #CJDX2024

クールジャパンDXサミット2024 新規参入求む!日本全体で創るクールジャパン50兆円市場 〜稼ぎ頭インバウンドは高付加価値化で富裕層を魅了する〜

〜シリーズ第六弾のゲストはA.T.カーニー日本法人会長/CIC Japan会長の梅澤 高明氏!〜

  • 対談の概要

内閣府のクールジャパン戦略推進会議メンバーでもある梅澤氏は、「クールジャパン市場は、当初描いていた成長ポテンシャルが大いに開花してきている」と述べています。

実際に、この5年間でコンテンツ輸出は3倍の4.7兆円に拡大し、インバウンド観光消費額は5.3兆円で史上最高となり、2030年〜2033年までの海外需要開拓の市場規模は約50兆円と想定されており、政府も実現に向けた取り組みを推進しています。

しかし、そのためには解決すべき課題も山積みです。梅澤氏は、観光産業をさらに拡大するためには富裕層を取り込むことが重要であり、地方部に上質な宿泊施設を増やし、富裕層向けのトラベルデザイナーやガイドを育成して質・量の両面を強化することを提唱しています。また、既存の観光産業だけでなく、新たな産業を生み出すべきであり、デザイナー、コピーライター、メディアプランナー、イベントオーガナイザーを巻き込んで、日本の観光資源を上手くプロデュースしながら世界に発信することで、デスティネーションが変化し、観光収入が増える可能性があると述べています。

今回の特別対談では、日本の魅力を海外の方々に伝えるための具体的な取り組みやヒントがたくさん詰まっており、同時に、地域創生に対する梅澤氏の熱い思いも伝わってきます。

  • 登壇者プロフィール

梅澤 高明

梅澤 高明氏(うめざわ たかあき)
A.T.カーニー 日本法人会長/CIC Japan 会長
ナイトタイムエコノミー推進協議会(JNEA)理事

 

KEARNEYの日米オフィスで25年間、戦略・イノベーション・都市開発関連のコンサルティングを実施。

日本最大級のスタートアップ集積拠点CIC Tokyoを2020年開設。CIC (Cambridge Innovation Center)は米国ボストン発、世界9都市に展開する大規模スタートアップ拠点運営のパイオニア。CIC Tokyoでは300社の入居企業とともに、ライフサイエンス、環境・エネルギーなど多様なテーマでイノベーションコミュニティを構築。2025年にCIC Fukuokaを開設予定。

ナイトタイムエコノミー推進協議会理事として夜間観光・文化観光・富裕層観光の推進に注力。観光庁・文化庁の施策を通じて、全国各地の観光コンテンツ事業の立上げを支援。

内閣府「知的財産戦略本部」本部員、観光庁「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会」座長などを務める。著書に「戦略シナリオ・プランニング」(編著、東洋経済新報社)、「NEXTOKYO」(共著、日経BP)等。

篠原 好孝(しのはら よしたか)

篠原 好孝(しのはら よしたか)

Vpon JAPAN株式会社 代表取締役社長/クールジャパンDXサミットオーガナイザー

 

学習院大学卒、LVMH ルイヴィトンを経て、26歳で起業。
WEBマーケティング事業や業務改善コンサル事業などを展開する傍ら、外資系の日本事業開発を経験。
2014年Vpon JAPAN株式会社を設立、代表取締役社長に就任、クールジャパンDX支援に特化し、インバウンド向けでは日本政府開発観光局(JNTO)や、大阪観光局、JR東日本企画など複数の戦略的パートナーシップを主導。
2019年Vpon Holdingsの設立からグループの共同代表を兼務、2020年にクールジャパン機構から約22億円の資金調達を主導。クールジャパンのDXを官民上げて盛り上げるべく、クールジャパンDXサミットを主宰、「ニッポンのモノ・コト・ヒトで世界を元気に!データ&デジタルの力で世界にチャレンジできる社会をつくる」というゴールを掲げ日々活動している。