2/17(金)Vpon東京オフィス移転お披露目会にてスペシャルゲストとしまして経済アナリストの森永康平氏をお招き、篠原とトークセッションを開催しました。
「2023年の日本経済トレンドから見る日本のクールジャパン戦略の可能性」と題しまして、クールジャパン戦略のこれからと2023年の日本経済トレンドを掛け合わせ、森永氏の視点からクールジャパンの可能性についてお話しいただきました。
皆さんが気になっている「日本の物価上昇」についてもお話をいただき、このままで大丈夫なのか?と疑問を持たれている方は多いかと思います。これを乗り切るためには賃上げをしないといけない。しかしこれに対応できるのは一部の企業だけ、だと。そこで日本経済を引っ張っていけるのは「インバウンド」がポイントだと話す、森永氏。しかし現状、日本経済全体で見たときのインバウンド消費率は数パーセントにしか及ばないのが現実。そこでこれからどこまでインバウンド消費を上げていけるのかが大きな鍵になるとのこと。
需要と供給をいかにバランス良くカバーしていくのかという点で、それを補うポイントとしてクールジャパン戦略をより推進し、インバウンド観光で消費を拡大していくことは大きなテーマ。そして、これに付随して中小企業が9割を占める中、海外輸出をどう伸ばしていくのか、というのは大きな課題だと話す篠原。
これに対して森永氏は中小企業を統廃合して生産性を上げようという一方で、中小企業を統廃合したところで生産性が上がるわけがないという意見も多くあるという。この決着が今年もしくは来年の見どころだと話す森永氏。
そして講演の締めくくりとして、お披露目会の参加者よりいくつか森永氏へ質問をいただきました。
日本政府観光局 JNTO 理事長代理 蔵持京治氏より、観光産業の人員不足の課題についてのご質問があり、この解決策として=観光産業の人件費を上げることができない現状に政権交代の必要性についても提言いただきました。
日本経済に寄与するため、Vponも第一線でクールジャパン戦略を推進する活動をしております。その一員として勉強になることばかりであっという間の30分でした。
改めまして森永さんありがとうございます。色々な課題があると思いますが、より多くの方に日本のクールな物・事・文化や伝統を知っていただきたいと思います。日本経済を盛り上げていきましょう!