謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
2020年が皆様にとって最良の一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
2019年、Vpon JAPANは設立5周年を迎えました。
インバウンド広告事業からスタート、ここ2年間はデータ事業が伸長し、お陰さまで昨年9月には5周年を記念してインバウンドデータサミットを開催しました。
大切なお客様やパートナー、インバウンド業界のキーマンの方々をお招きし、我々が主軸とするインバウンドデータをテーマとして、来たるインバウンド6000万人、そして観光立国に向けて、ビッグデータやデジタルがどう観光マーケティングに活かせるかについてマーケットに対してメッセージを発信できたと考えております。
2020年が始まりました。東京オリンピック開幕までカウントダウンです。
おそらく2020年はインバウンドの流れを持続的な成長マーケットにしていくための重要な年になるでしょう。
インバウンド観光マーケティングの構造転換の種まきをこの数年で行ってきました。
それは、一言で言えばデジタルシフト。従来のマーケティング手法にデジタルのエッセンスを融合しマーケティングを進化させることです。
ここ数年、業界が協力し、デジタルマーケティングでできることを啓蒙してきたつもりです。
中央だけでなく地方へ行ってもだいぶデジタルシフトが進み始めていると感じます。
ただし、2020年とその先数年で次に進める作業は、デジタルシフトでは足りません。
必要なコンセンサスは”デジタルファースト”です。デジタルを起点としたマーケティングコミュニケーションの設計です。
これは単純にデジタルマーケティングチームを組成すれば済むレベルの話ではありません。
デジタルマーケティングの推進は全部署に影響範囲が及びます。
時には組織構造を変え組織のトップとデジタルマーケティングチームの意思決定が組織の隅々まで行き届く透明性が求められます。
俗にいうデジタルトランスフォーメーションとは平たく言えば組織変革のことです。
これは結構タフな作業です、ただ今年デジタルファーストが日本全国で推進されれば、観光立国化というミッションは大きく前進します。
そのためにもオリンピックがある2020年、今年がとても重要なのです。
オリンピックで問題になるクラウディングアウトなどの諸問題は、日本のインバウンドマーケティングがデジタルファースト化する良いトレーニングなのではないでしょうか。
ビッグデータによるデジタルマーケティングで、プロモーションのターゲティング精度を高め、地方への分散化、訪日時期の分散化といった重要な課題を解決していく、
そのためのソリューションを我々や業界関係者がタッグを結成し展開していきたいと思います。
インバウンドに留まらず、2020年はデジタルテクノロジーによって日本や世界が大きく変わる年になるポテンシャルを秘めています。
AI、ビッグデータ、IoT、Maasといった技術やコンセプトが5G時代の到来によって商用化、実用化が本格化します。
さらにSDGsが叫ばれる昨今のサステナビリティ性は、日本社会が本気で取り組むべき課題であり、日本の文化は持続的な開発や共存、環境への配慮といった気配りがもともと得意な国のはずです。我々Vpon JAPANは、政府が重要指針に掲げるインバウンドとAIという領域で、上記テクノロジーやコンセプトを事業を通して体現していきます。
さて、こういった2020年の世界的トレンド、事業環境下において、Vpon JAPANはどのように進化していくのでしょうか。
Vpon JAPANにジョインするメンバーに必ず聞いていることがあります。
将来の自身の姿を想像した時、いまVponにいることがその将来像につながっているイメージはありますかと。
もし、そのビジョンやゴールに合致する点が多ければ、きっとVponでの仕事生活は実りあるものになると思います。
そして、変化に対応できるしなやかさ。かっこいい流行りの言葉で言えばレジリエンスでしょうか。
我々のいる事業環境は、変化が激しく、そのスピード感はとてつもない速さです。
経営のビジョンや行動指針といった幹の部分は不変、それ以外の戦略やオペレーションについてはいつでも可変。
これが21世紀の変化の激しい時代ににふさわしい経営のあり方だと信じています。
変化を楽しめる人が仕事ができる人であり、さらに変化を起こす人がこれからの時代を引っ張る人材だと思っています。
是非とも、インバウンド×ビッグデータ×AI×デジタルマーケティングという、ホットな領域にチャレンジしたい方はお声がけください。
(人が全く足りません!マーケットの期待と掲げるミッションからしても、まだまだタレントが必要です。)
2020年、東京オリンピック・パラリンピックでニッポン全体が1つになって大きなエネルギーを世界に発信、我々がそれをデジタルの力でアシストする。
そんな1年間をステークホルダーの皆様と創出していきたいと思います。
皆様にとって素晴らしい1年となりますことを、心よりお祈り申し上げます。
2020年1月1日
Vpon JAPAN株式会社
代表取締役社長 篠原 好孝