こんにちは、Vpon JAPAN 篠原です。お盆のど真ん中ですが、いつも通りプロジェクトに追われています。
さて、Vpon JAPANは2014年8月半ばに設立してから、ちょうど今週で丸5年になります。
多くのご支援を賜り、なんとか5年間やってきました。ご支援いただき本当にありがとうございます。
Vpon JAPANの仲間も20人に迫る勢いです。本当に素晴らしい仲間に恵まれています。
全員が何らか人生のゴールをもち、だからこそ今Vponにいる、そんな仲間たちが日々切磋琢磨、刺激の少し強すぎるナイスなオフィス環境で働いています。
そして、この5年、信じて投資を続けてくれたグループのCEO VictorやCOO Arthur、グループの仲間には本当に感謝しかありません。謝謝!
あっという間でしたが、いろんなドラマがありました、
きっと将来Vpon JAPANが社会的な知名度を得て、創業当時を振り返る企画があるとしたらきっと面白い絵が描けると思います。
今でこそインバウンドデータカンパニーという分かりやすいキャッチコピーで活動できていますが、
当時はサービスの競合優位性が描けず、マーケットにおける認知活動に苦労しました。
ただ、あきらめずにひたすらインバウンド × デジタルマーケティングという掛け合わせにこだわりました。
なぜでしょう?
もちろん自分たちのプロダクトの実力の把握とマーケットリサーチ、いわゆる内部/外部環境分析は行いました。
でも、きっとそれだけを判断軸にしていたら、当時インバウンドに特化したデジタルマーケティングという領域を選択していなかったと思います。
市場がほぼなかったのですから。
ではなぜそこにこだわったか。
それはただやりたかったからです。
デジタルが世界を変えるシーンを自分の手で作りたかったという感じだったかもしれません。
それと旅行が好きだから。日本が好きだから。世界の人に日本の魅力を知ってほしいから。
何度も事業を諦める瞬間がありましたが、メッセージを変え営業を続け、いまはインバウンドデータカンパニーというキャッチコピーで事業を進めています。
インバウンドデータって何だ? これからのインバウンド対策は、インバウンドデータなしには語れない。
最近、日経でもインバウンドデータ特集みたいなことを連載しています。
あれはドコモ・インサイトマーケティングとJCBの訪日外国人データを参照した連載記事ですね。
そう、インバウンドデータというのは、一言で言えば、訪日外国人に関連したデータのことです。
国や官公庁が統計データとして公開しているオープンデータ系、民間事業者が保有しているクローズドデータ系、さまざまですが、
どちらにしても訪日外国人の訪日動向が把握できるデータの総称をインバウンドデータと言って良いかと思います。
民間事業者が保有するインバウンドデータにも性格があります。
オープンSNSのデータを分析しているもの、エアラインやホテル予約状況を収集し傾向を分析しているもの、インバウンドメディア・アプリがユーザーデータを分析しているもの、訪日外国人向けに広告を配信しその傾向を分析したもの、クレジットカード消費傾向を分析したもの、などいろいろです。
その中でVponは、アプリから収集できる位置情報を基本とした旅行者属性・行動履歴を機械学習で解析したデータを保有しています。
これらのインバウンドデータは、様々な角度で分析され、官公庁や民間事業者のインバウンド対策に利用されます。
たとえば、日本政府観光局 (JNTO)は、データを管理統合し効率的な活用を目的としてDMPというデータマネジメントシステムを構築、効率的なデジタルプロモーションの実現を目指しています。これを実現する上で必要なのがインバウンドデータです。Vponは日本政府観光局 (JNTO) にこのVponインバウンドデータを提供しています。
同様に大阪観光局やその他地方自治体・DMOも同様の動きが広まってきています。
プロモーションへの応用だけでなく、集客した後の受け入れ態勢においてもインバウンドデータは使われます。
消費額データや旅行者動線データを見ていくことで、訪日ゲストにより満足してもらうための対策が可能になったりします。
これからのインバウンド対策は、インバウンドデータの活用なしには語れません。
長らくインバウンドデータという言葉と実態と向き合ってきた経験から、まだまだ活用の幅は広がるし、インバウンドデータを普及させていかないといけないと強く感じます。
9月6日、インバウンドデータで覚醒する。
挑戦的なメッセージですね。そうです、9月6日、インバウンドデータで業界が覚醒します。
Vpon JAPANは設立5周年を記念して、インバウンドデータサミットを開催します。
https://www.vpon.com/jp/5th/
インバウンド業界関係者300人ほどをお招きし、インバウンドデータを祀り上げます。言い過ぎました。
インバウンドデータを再定義し、業界内の普及を促進する場を作ります。
イベントでは、インバウンドデータを活用する観光団体、インバウンドデータを保有する事業者の皆様にご登壇いただき、
より業界がインバウンドデータによって発展するかを語ってもらう予定でおります。
業界キーマンの登壇が続々決まっております!
(ちなみにイベントの半分は5周年記念パーティです、立食形式でゲストの皆様をおもてなしさせていただきます)
基本的には招待制ですが、一般枠を数十名募集する予定でおりますのでご興味のある方はぜひお越し頂きたいと思います。
Vpon JAPANはインバウンドデータ普及を牽引する存在に。
Vpon JAPANは次の5年、どのように歩むのでしょうか。
一つだけ確かなのは、Vpon JAPAN のカンパニービジョンに沿うということです。
ニッポンと世界をつなぐ。ニッポンのヒト・モノ・コトで世界を笑顔に。
インバウンドという今の事業はこのビジョンにドンピシャです、引き続き一つの柱として、10周年を迎えた時もインバウンド事業を展開しているでしょう。
またビッグデータ/AIというテクノロジーを軸に、インバウンドデータ事業は我々Vponのコア事業であることは確かです。
Vpon JAPANはインバウンドデータを業界として普及、活用するための牽引役として、引き続き業界とともに、また素晴らしい仲間とともに歩んで行きたいと考えています。
引き続き、Vpon JAPANをよろしくお願い致します。
Vpon JAPAN 代表取締役社長 篠原 好孝